IEICE 英文誌に論文掲載されました

電子情報通信学会IEICE 英文論文誌C 2019年11月号:電子ディスプレイ小特集に,invited paperとして論文が掲載されました.IEICE Vol.E102-C, No.11, pp.780-788, November 2019.
“Subjective Super-Resolution Model on Coarse High-Speed LED Display in Combination with Pseudo Fixation Eye Movements.”
Toyotaro TOKIMOTO†,††, Shintaro TOKIMOTO††, Kengo FUJII†, Shogo MORITA†, and Hirotsugu YAMAMOTO†,†††

We propose a method to realize a subjective super- resolution on a high-speed LED display, which dynamically shows a set of four neighboring pixels on every LED pixel. We have experimentally confirmed the subjective super-resolution effect. This paper proposes a subjective super-resolution hypothesis in human visual system and reports simulation results with pseudo fixation eye movements.

https://www.ieice.org/publications/search/summary.php?id=e102-c_11_780&tbl=info_eng&lang=jp

超AI入門(人間ってナンだ!)

NHK超AI入門の5/1放映分をTVのタイムシフト機能で観た.司会が東大工学研究科松尾教授,ゲストがゲームAI開発の三宅陽一郎氏である. 松尾先生のところの学生がゲームの世界は「報酬系のハッキング」ですね,と言ったのを受けて,三宅氏がゲームの世界では,時間軸に応じた報酬を与えると解説する;

  1. 1秒から1分毎: 敵を倒すことによる快感と経験値があがるという報酬. 
  2. 5分毎: レベルが上がるという報酬. 
  3. レベルを上げていくと: 次の街に行けたり,新しい道具や武器を買うことができる. 

ユーザーがそれに少し飽きてきたところで,更に試練を与え,それをユーザーが必死で乗り越えていくことにより次のステップに結びつける. このような演出はAI監督がゲーム登場者であるAI役者(例えばモンスターを演じている)に対して指示を送り,うまい具合での斬られ役を演じていく.プレイヤーに気づかれないように,手加減してヤられることが重要なポイントとなる.

そして今や,AIがプレイしている人間を理解することで,プレイしているユーザーに合わせてダイナミックにゲームを変化させることが,ゲーム産業で起こっている.

こういったヒトの報酬系のハッキングが,ゲームの世界に限らずGoogleMapやAmazonのreviewなどでも普通に行われているようである.あなたのコメントが1000viewを超えましたとか,写真が世界中の人から10,000viewを超えました.このお店のreviewを投稿しませんか? もう少しで上のrankに行けますよ,等. 自分達も口コミのポイントやコメントを参考にして,新しい店を選んでいるので,良い店があると紹介したくなるが,小さい店の場合は少しupは遅らせて満員にならないようにコントロールしていることは否めない.

横浜のVietnum料理の店