ゴルフ会員権の経済合理性

ゴルフ場の会員権サイトに、ゴルフ場会員権を購入した場合の損益分岐点を記述したものがある。
・会員権価格 350万円
・名義書換料 50万円
・預託金   600万円 合計1,000万円
というものに対して、会員権代と預託金は退会時に回収できるとして;
・年会費 10万円
・プレーフィー 会員1万円、ゲスト3.5万円
10年間で名変料+年会費10万円x10年=150万円に対して、プレーフィー差額2.5万円から
150/2.5=60 となるので、10年間で60回つまり2ヶ月に1回プレーすれば元が取れるとの計算なのだが…。

それほどリスクなく運用しても1000万円で年間5-10%程度の運用益がでる。つまり1,000万円を10年間寝かせているということは、毎年追加の年会費を50万円〜100万円払っているようなものである。
・運用益10%の場合(単利)、1150/2.5=460回 年に46回 月に3.8回 ほぼ週1回ゴルフをしてようやく元が取れることになる。
・運用益が10%で複利となると、10年で2.59なので運用益は1,590万円となり 1740/2.5=692回 年に69.2回、月に5.7回 週に1.5回プレーしてようやく元が取れることになる。

他の目的があるなら良いが、少なくとも2〜3000万円かかる名門ゴルフ場のメンバーになる経済合理性はない、ということになる。各地の名門ゴルフ場で年に1,2回はプレーしてみたいということであれば、名門ゴルフ場のメンバーの友人といっしょにプレーするか、プラチナカードの名門ゴルフ場予約サービスを用いてプレーすればよいのである。 

名門コースを購入したと思って購入資金を運用すれば、毎月どこかの名門コースでプレーしてもおつりがくるということになります。




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